『キングコング: 髑髏島の巨神』は日米オタク映画のターニングポイントだ!

 いやぁ、すごかったですよ、『キングコング: 髑髏島の巨神』。空想でこんな風だったらいいなと思うキングコングがそこにいた。そんな感じでした。まだの人はぜひ映画館でどうぞ!

 さて、この『キングコング: 髑髏島の巨神』にはエンドロール後にとんでもないオマケ映像が流れます。
 (ここから先はオマケ映像の超ネタバレになります)

 実はハリウッド版ゴジラの続編の話は前からあったのです。

 その一つがこのキングコングとゴジラが対峙するハリウッド版ゴジラ対キングコング。この日米二大怪獣の対決は実は昔日本でつくられていたのです。

 そしてもう一つの続編にゴジラ最大のライバルであるキングギドラが出るという噂だったのです。

 今回のキングコングのオマケ映像で、ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラらしき壁画が出てきます!
 キングギドラが出るゴジラの続編はゴジラ、キングギドラだけでなくラドンやモスラまでもが出てくる『三大怪獣 地球最大の決戦』を意識したものになるようです。当時の日本ではラドンもモスラも単体映画の主人公なのです。
 
 私が今回のキングコングを見て思ったのは、日本のオタク作品の本気のハリウッド映画化が一大ブームになるのではないかということです。
 『キングコング: 髑髏島の巨神』は昔のハリウッドのキングコングというよりウルトラマンやゴジラなどの日本の怪獣特撮を強く意識してつくられています。キングコングが摩天楼に行かず、怪獣だらけの島で他の怪獣達と戦うストーリーからもそれが伝わります。ハリウッドのキングコングが日本の特撮を意識してつくられたというのはすごいことです。
 今のハリウッドのクリエイター達は日本の特撮やアニメに強いリスペクトを抱いています。このことを強く意識したのは『パシフィック・リム』あたりからでしょうか。
 なので、94年のハリウッド版ゴジラのようなオリジナルのリスペクトが感じられない映画がつくられることはもうほぼありません(数年前にドラゴンボールもありましたが)。
 現在のハリウッドの映画のCG技術や予算規模は他のどこの映画もマネできないものになっています。日本のオタク作品への愛のある人達が最高の技術と財力でつくるハリウッド版日本オタク映画。おそらくそういった映画がこの先多くつくられ、世界中のライトにもオタクにも絶賛されることになるでしょう。既に、来週には『ゴースト・イン・ザ・シェル』が公開され、日本の戦隊モノの映画化『パワーレンジャー』も近く上映されます。
 日本のオタク文化のハリウッド版が世界を席巻するのです。

 ハリウッドに自分達の文化を奪われて悔しいという人もいるかもしれません。しかし、私はこのことを誇りに思うべきだと思います。今までの日本のオタク文化が世界中の多くのクリエイターに大きな影響を与えていたからこういうことが起きているのです。これこそクールジャパンです。

 ハリウッドでの一大怪獣サーガの誕生を確信させる『キングコング: 髑髏島の巨神』は日米のオタク文化の関係のターニングポイントとなる一本なのです。

 

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