ヘイトを考える上でお勧めの一冊 『ヘイトスピーチ』

ヘイト解消法ができたり、川崎でのヘイトデモが中止になったりと大きな話題になっていますが、このヘイトを巡る問題はけっこう難しい。何がヘイトなのか、どこまで規制するのかなどが一歩間違ってしまうと言論などの自由を侵してしまうからです。
そう思った私が勉強の為に読んだのがエリック・ブライシュ(訳は明戸隆浩ら)の書いた『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』という本です。分厚いが、かなり分かりやすくお勧め。

以下レビュー。


 

ヘイトスピーチに欧米はどう向き合ってきたかをまとめた一冊。

ヘイトスピーチはただ規制すればいいというものではない。規制は一歩間違えば表現の自由を奪う危険を持っている。さらに表現、結社、行為によってどう対処すべきかは違ってくる。ヨーロッパ諸国とアメリカで対称的な展開をしているのが面白い。
ホロコースト否定を禁止する法律などは以前はなぜこんなものがと思っていたが、この本を読んですごく納得した。
巻末には日本のヘイトスピーチについても加筆してある。日本だけの感覚でこの問題を考えてはいけないことを痛感した。

欧米はかくも長い間、試行錯誤を重ねてヘイトスピーチと向き合ってきたのである。
全日本人必読の一冊。


 

Share Post :

More Posts