追悼 高倉健「あなたへ」

 初老の刑務官が亡くなった妻の骨を散骨しに自家製キャンピングカーで妻の故郷へと旅に出る。

 日本映画では珍しいロードムービー。下手な起承転結などなくても高倉健や田中裕子らの顔と景色だけですごくいい映画ができあがってしまうのだからすごい。これぞロードムービーの正しい形。
 愛する人の喪の作業としての旅なのだが、旅先で出会う人々はそれぞれに迷いや悩みを抱えていて、それは決して死別だけにあるものではない。生きることと死ぬことは連続したものであり、人は常に迷い続けて前に進んでいくのだと思う。

 日本製の王道ロードムービーが見れることに感謝。

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