都知事選の鳥越俊太郎候補の演説を見てかつてないほど失望した話

参院選では偶然に増山麗奈に会ったくらいでまともに演説を聞かなかったので、これはいかんと投票権もないが都知事選の街頭演説に行ってきた。
私が行ってきたのは練馬駅の鳥越俊太郎候補のものである。

2016-07-27 16.59.33

練馬駅の人の集まりは正直いまいちと感じた。写真は演説正面を上から撮ったものなので、この下にいる多くの聴衆は映っていない。正面にはかなり聴衆はいたが、後ろや横にあふれるほど人がいるという感じはなかった。
鳥越さんの前には地元の各野党の議員や学者の上野千鶴子さんらの前説演説。上野千鶴子さんは「女性なら誰でもいいわけじゃない」と小池百合子へのけん制要員だった様子。これはなかなか効果あったんじゃないでしょうか。
そして、満を持して鳥越俊太郎登場。生で見てみて、ピシッとした姿勢と通った声に驚いた。健康問題は思ったより大丈夫そう。
しかし、問題は演説内容。もうyoutubeがアップされてる。

鳥越俊太郎はこの演説で三つの要点を伝えた。その三つは平和、憲法、反核。
え、なんだって? 正直、これには相当ガッカリした。だってどれも都政と直接大きな関係ない。都政にはオリンピックでも子育てでも介護でも大事なトピックはいくらでもある。でも鳥越俊太郎がこの15分で伝えたかったことは平和、憲法、反核の三つだけだったのだ。
象徴的な出来事があった。動画でいうと8分ごろ、鳥越俊太郎が核武装NOの意思を聴衆に手を挙げてもらって確認した場面があった。たまたま近くに何かの施設があったのか、私が見ていた場所には赤ちゃんや幼児を連れたお母さん方がちらほらいたのだが、多くの人が反核の問いかけに手を挙げてる中で、私が見た限り幼児を連れたお母さんで手を挙げた人はいなかった。もちろんその方達は核武装にYESだったからではない。彼女達が聞きたかったことを聞けなかったから彼女達は手を挙げなかったのだ。

私は政策で政治家を選ぶべきではないと思う。細かな政策よりも大きな枠、どんなビジョンや物語を持っているかで政治家を選ぶべきだと考えている。
ただ、それにしても鳥越俊太郎候補はダメだ。もちろん、彼に子育てや介護についての公約もあることは知っている。大事なのは、鳥越俊太郎が演説として聴衆に伝えたい最優先の中にそれらが入っていなかったということだ。
鳥越俊太郎は野党共闘として出てきた人だが、彼は悪い意味で野党共闘を背負ってしまっている。平和も憲法も反核も野党共闘の軸で、確かにそれは大事であろう。だが、それは都知事選で最優先で語るべきことではないのだ。

現在、小池百合子が有利という情勢が伝えられている。与党分裂、野党共闘でそんな馬鹿なと思ったが、今日の演説を聞いて確かにそうだろうなと感じた。
これを書いたのは投票日4日前である。果たしてどうなる。。。

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