奨学金問題を考える

 先日、反貧困ネットワーク埼玉の講演会で奨学金問題について勉強させてもらいました。
 奨学金問題というのは大学で勉強する為に独立行政法人日本学生支援機構(昔の育英会)から無利子や有利子でお金を借りて卒業後にコツコツ返済していく奨学金のことです。成績優秀な人が大学の授業料を免除されるとか、その他民間の奨学金のことはこの奨学金問題には含まれません。
 実は私もこの育英会(私が借りた時の名前なので)から借りてまだ返却中なのですが、確かにこの奨学金、いくつか問題があります。
 まずはやっぱり長期に渡りずっと返済義務があること。就職が決まって正規採用が続けばそれでいいですが、今はそんな時代じゃありません。非正規で不安定な雇用になると月々の返済が一気に重くのしかかります。
 さらに、2009年ごろから奨学金の回収が強化されてきているとのこと。奨学金は貸金業法の規制を受けないので場合によっては一般のローンより厳しい対応がされることもあるんだとか。このへんは全く知らなかったので衝撃でした。
 そういった様々な事情により、近年は奨学金が返済できず窮地に立たされる若者が増えている。これが奨学金問題です。

 後半ではそもそも教育とは誰の為のもので誰がコストを払うものかという話に展開。ヨーロッパでは大学が無償なところや給付型の奨学金があるところがほとんど。そういった国では学校に行くことは自分の為ではなく、社会により貢献する為という認識があるのでコストは社会が払うという感覚なのです。
 奨学金問題は教育とはどうあるべきか、社会とはどうあるべきかを避けて考えることはできない問題なのです。

 こちらが相談窓口になります。埼玉専用のダイヤルだけでなく全国対応のダイヤルも載ってますので、奨学金を借りてる人、返済中の人はぜひメモを!

2014-12-19 18.36.33
 

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