「震災を忘れない」と言う前に。。。

 震災から6年。きっとテレビやネットでは多くの人が 「あの日を忘れない」とか言うわけですが、それならば考えてもらいたいことがあります。
 この3月で自主避難者への住宅支援が打ち切られるのです。今まで避難者だからということで住めていた公営住宅などに住めなくなる方が三万人ほどいます。

「自主避難」3.2万人、住宅支援打ち切りに悲鳴

 仮設などの仮の暮らしは仮の暮らしとして成立させるのは数ヶ月が限界ではないかと思います。それを越えてその生活が続くなら、それは仮の生活でなくもう普通の生活です。元の生活基盤が弱まり、今住んでるとこの生活基盤ができていってしまいます。そこから引っ越すのはかなり大変です。
 6年経って住宅支援を打ち切るというのはかなり酷な仕打ちです。6年も住めば生活基盤もすっかり移り、急に戻るというわけにもいきません。かといって急に今住んでるところから出ていけというのもやはり大変です。
 
 これは震災だけでに限ったことではないですが、今の世の中で必要なものは心のケアより個別のケアではないかと最近よく思います。
 確かにみんなが街に戻ってくる方が復興はしやすいでしょう。かといって戻りたくない人、戻れない人もたくさんいるわけです。戻る人には街の再興に国のお金が使われるのに、戻らない選択をした人への支援は6年で打ち切られるというのは個別の事情に沿った支援とはとても言えないでしょう。こういう人にしか支援しませんではなく、それぞれの事情に合わせて支援をしていくべきです。

 その為に必要なものは日本中の人が負担すべきでしょう。震災を忘れないと皆が思うのならなおさらです。
 「震災を忘れない」と言うのなら震災を巡る支援の動きをしっかり見ていってほしいと思います。
 

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