『さよならインターネット』じゃなくて「さよならインターネッ党」というお話

 少し前に都知事選が終わりましたが、実は私はその前の2年前の都知事選の時に家入一真さんの選挙をちょっとだけ手伝っていました。
 その後、家入一真はインターネッ党という政党を立ち上げて、色々な区長選に出ると宣言しましたが、表立った活動はなく、何のアナウンスもないままインターネッ党はなかったことになった。

 ズバリ言ってしまうと、私は都知事選で家入一真を応援したのは間違いだったと今は思います。

 色んな人と知り合えて、今も交流が続いてる人も多く、プラスマイナスでいえばプラスの方が多いかもしれないけど、やっぱり政治的な選択として今振り返ると間違ってたとはっきり断言します。

 先にその理由もはっきりさせておくと、それは長期的なムーブメントではなかったからというのが大きいです。
 なんで、こんなことを改めて書くかというと、ちょこちょことそんな考えはあったんですけど、はっきりしたのは都知事選の直前にあった『宇都宮健児、バーニー・サンダースを語る』というイベントに行った時です。
 もちろん、宇都宮健児の方が都知事候補として優れてたとか、そんな単純な話じゃないですよ。

 宇都宮健児さんはバーニー・サンダースがなぜ現在のアメリカで大きな存在となったのかを単純明快に答えてくれました。バーニー・サンダースは何十年も地道に活動を続けてきたから、あんなに存在感を示せたのだと。
 バーニー・サンダースは市長や下院議員を務めてますが、単純に選挙を重ねたというだけでなく、選挙を通して政治を考える人がつくられていき、少しずつ組織が大きくなっていく。そういう地味で長い活動が政治には必要なんだと宇都宮さんは話していました。

 この時、面白かったのは宇都宮さんが「日本でそういう地道な政治活動ができてるのはむしろ保守の方だ」と言っていたことです。
 このへんはジェラルド・L・カーティスの『代議士の誕生』なんかを読むとよく分かります。いい面も悪い面もありますが、自民党系の人達は地道な政治活動を長年続けて基盤をつくっているのが大きな強みです。

 政治というのは地道な活動と、それによるつながりがとても大事なんですね。地道に続けてくことでやっと少しずつ形になっていくものなのです。ここ数か月で強くそれを感じました。
 何かの政治的なムーブメントを起こしたかったら、それは少なくとも数年単位で続けていかなければいけない。それができなければ、それを続ける意思がなければ、それは適切な行動ではなかったと思います。

 もう一つちゃんと書かないといけないなと思うのは、私は2年前に間違った選択をしてしまったと思うわけですが、そのこと自体を後悔する必要はないとも思っていることです。なんでもそうですが、政治は特に判断が難しい。そして、政治は別に正しいものを選ばなければいけないわけではありません。間違うことを恐れては何も決断はできません。

 ただ、間違ったと思ったことはやっぱりちゃんと間違ってましたと言うことが大事だと思うのです。
 だから私ははっきりここに書きたい。さよならインターネッ党と。

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