爆笑問題カーボーイ・ショートショートショート投稿 『むだイムマシン』

 毎週火曜深夜1時から2時間に渡ってTBSラジオで放送してる『爆笑問題カーボーイ』。私は20年前の始まった頃から聞いてるのですが、先日から新コーナーとして『ショートショートショート』というコーナーが始まりました。ショートショート未満の短いストーリーをお題にそってつくるコーナーです。
 書くのが好きな私としてはこれはぜひ挑戦したいと送ったところ見事採用! それどころかその回で全体に一人しかもらえない賞までもらっちゃいました!
 今週いっぱいはradikoで聞けるようです。ラジオネーム”忘れた”の「むだイムマシン」が私です。

JUNK 爆笑問題カーボーイ

 せっかくなので全文をここに掲載。今回のお題はタイムマシンでした。

ショートショートショート 「むだイムマシン」

博士「ついにタイムマシンができたぞ! 時間旅行が可能になったんだ」
助手 「すごいじゃないですか博士! もう確かめられたのですか
?」
博士「驚くなよ。実は私は私じゃないんだ。タイムマシンを使って昨日から来た私なんだ」
助手「え? そんなの違いが分からないじゃないに決まってるじゃないですか。今の博士はどこにいるんですか?」
博士「未来に行くと未来の自分と同化してしまうようだ。だから同じ時間に私は一人しか存在しない。おそらく10年後に行くと10年分老いた自分と同化してしまうのだろう」
助手「じゃあますます博士が過去の博士かなんて分からないじゃないですか」
博士「しかもこのタイムマシンは未来への片道通行なんだ。過去には行けないし、一度未来へ行ったら戻ることはできない。このタイムマシンはいわば未来への時の落下を加速させるだけなんだ」
助手「なんかあんまり意味がないタイムマシンですね」
博士「そんなことはない。1日先の世界に行けたことに私は今は猛烈に感動している。これは科学の偉大な進歩だ」
助手「だからあなたが昨日のあなただってことをどうやってあなた以外の人に証明するんですか?」
テレビの中の安倍総理「そんなのは悪魔の証明ですよ」

 「むだイムマシン」はタイムマシンを考える上では避けて通れないタイムパラドックスを逆手に取って、もしタイムパラドックスが生じないタイムマシンはどんな感じになるかというSF設定が肝のお話です。そこに世相を絡めたオチを入れてみました。

 これからもショートショートショートに投稿を続ける予定です。
 

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