助ける場所と助かる場所は違うという話

 今回はシェアハウスでの活動を振り返っての話です。
 いわゆる居場所づくりというものは基本的には”助かる場所”なのだと思います。居場所となることで救われる人がいるって感じですね。助けるって感じでなく自分自身で助かっていく感じ。具体的な何かに乏しくても居場所になってることで気持ち的に救われる機能を持っています。
 それとは別に福祉的要素が強い場所は”助ける場所”といえるでしょう。◯◯に困っているという人に対してその◯◯を改善する場所です。機能が特化していて専門的だったり公的な場所が多いでしょうか。

 実際にはこの助ける場所と助かる場所というのは混ざっているような場合もあります。
 例えば、最近話題の子ども食堂は大変な状況の親子にちゃんとした食事を提供するという意味では助ける場所ですが、そういう食事の場によって居場所ができるという意味では助かる場所でもあるといえると思います。

 ただし、この助かる場所と助ける場所いうのはやはりちゃんと意識しないといけないと思います。
 一つは助ける場所というのは専門性やお金がちゃんと必要だということ。助けるというのは具体的な困難を改善させる為のものですから、やはりそこはしっかりとしないといけないのです。
 そしてもう一つはそれをふまえたことになるのですが、自分達の活動が助ける場所なのか助かる場所のなのかを意識することが大事になります。自分達のつくった場所が助かるメインであるならば居場所としての機能をメインに考えていけばいいでしょう。自分達のつくった場所にそれなりに助ける場所としての要素を出すなら、かなりの準備や労力がいります。
 さらに言えば、助ける場所として活動するなら、メンバーの中でしっかり共通認識を持つことが大事でしょう。みんなが居場所として活動しようとしてるのに、勝手に助ける場所としてアピールするなどしてはトラブルのもとです。
 何かの場所づくりの活動をする人達は、自分たちが助ける場所をつくりたいのか、助かる場所をつくりたいのかをしっかりと考え共有することが大事です。いくつも支部があるような場所もその点の共有は必要になるでしょう。勝手なことをしてはいけません。

 アイキャッチ画像は『デイライト』。
 この映画、レスキューが助ける映画と思わせて、みんなで協力して助かる道を模索していく映画でした。スタローンの隠れた名作です。
 

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