今までの埼玉のリバ邸の問題点(ご乱心)を整理してみた

 私が埼玉のリバ邸に関わってから3年が経とうとしています。ご存知ない方に説明すると、リバ邸というのは自主運営型のシェアハウスのことです。
 振り返ると最初の2年は中心人物の一人がおかしくなってその人を追い出すorコミュニティ崩壊ということの繰り返しが三回くらいあったように思えます。”おかしくなって”というのは失礼な表現なので言葉を変えましょう。”ご乱心した”という方が適切かもしれません。変わってしまって(周りからはそう見えて)周囲が大変な思いをした。そんな感じで”ご乱心”という言葉をご理解いただければと思います。その度に人が離れたり疲弊していきました。
 埼玉のリバ邸ではこのご乱心からコミュニティ崩壊が続きました。改めてなんでそんなことが起きたのか。なんでこんなにご乱心する人が続いたのか。最近じっくり考えてみましたので、今回はそれを書きたいと思います。

 アイキャッチ画像は『サイタマノラッパー』。深谷でブロを育てるぜ!

 ご乱心になった人達は共通点がありました。それは。。。

 リバ邸を仕事化しようとしたらご乱心した

 ということです。
 ”仕事化”という言葉を説明しながらじっくり検証していきたいと思います。
 仕事というと、ちゃんとした組織にするという事業化という言葉も仕事化に近そうです。「事業化しよう」という声も聞かれましたが、振り返ってみるとちゃんとした組織にする事業化ということがご乱心の原因かというとちょっと違うように思えます。
 もう一つ、それで食べていく(もしくは副業として稼ぐ)という意味での仕事化もあるでしょう。都心のリバ邸でよく見かけるリバ邸に住みながら起業するという人とは違います。リバ邸というものを起業するわけです。思えば埼玉のリバ邸でご乱心になった人達はみなリバ邸を起業するだったと思います。
 ちなみに各リバ邸は組織としては全くつながりはありません。つけ麺大勝軒があちこちにあるけど各店舗は組織的につながってるわけではないのと一緒です。なのでこの場合のリバ邸を起業というのは自分がやってるリバ邸という意味になります。 
 リバ邸を事業化し自分の生計を立てる(もしくは足しにする)。よくよく考えてみると、このことも収支などの数字の計算ができれば決して悪いことではないように思えます。完全にそれだけで食べていくということは難しいとしても、自分が住んで家賃を浮かすことも含めれば副業くらいにはなりそうです。

 つまり仕事化そのものが悪いわけではないんですね。そんなこと言ってたら起業する人みんなご乱心してしまいます。
 でも、もし全くヴィジョンがなく起業する人がいたらどうでしょうか。どうやって利益を得るのか全く考えないで会社を起こすとか、お店をつくってから何を売るか考えるようなそんな人がいたらどうなるか。
 また、お金も必要です。事業を始める準備金というだけでなく、軌道に乗るまでの生活費も必要でしょう。当面は(もしくはずっと)食べていけない事業なら別に仕事が必要になります。事業に全てをかける人ならアルバイトでもいいですが、そうでないなら事業がうまくいかなくても何とかなるような仕事も考える必要があります。
 また、起業には経験、能力、人脈など様々なものも必要になります。もちろんその全てがないと起業できないというわけではありませんが、全く何もないと起業は難しいでしょう。
 仕事化(起業)は確かにゼロからのスタートに見えるかもしれません。でも本当はゼロからではないんですね。色んなものが実は必要なのです。もちろん今はゼロだけどいつかはという人もいるでしょう。その人達は今はゼロでも色々なものを得ながらスタートしていくことができるはずです。でも、ビジョンも生活費も知識も何もない人がどうやって利益をあげるか分からずにとりあえず形だけ会社やお店を始めてしまったら、その人は行き詰まってご乱心してしまうのではないでしょうか。
 最初の2年間で私が見たのはそういった光景だったのではないかと思います。

 リバ邸を仕事化する。そのこと自体は悪いことではないと思います。 
 でも、そんなこととは関係なく、人は何かをする時に色んなものが必要なんですね。スタートアップならなおさらです。
 ご乱心を生んだ生んだ理由。それは仕事化ではなくて、スタートアップに必要なものが何もなかったことではなかったかと思います。
 この3年で学んだ私の教訓を一言で言うとこれ。

 お店を開く時は何を売るか決めてからにする。開店してから何を売ろうか考えてはいけない
 

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