リバ邸を1年やって思う現代の駆け込み寺とは

リバ邸入間ができて一年以上経つわけですが、今まで実際やってきたことや、こうした方がいいんじゃないかと出た案について、ここで改めて駆け込み寺としてそれがいいのか振り返ってみたいと思います。

*ここでいう駆け込み寺とは居場所がなく生活に困ってる人が住む場所という意味で書いています。遊びにいけたり泊まれる場所、生活は困ってないけど居場所がない人の居場所などの意味ではありません。ここではあくまで生活苦の人が住むのに適しているのかという点でこれからの話は進んでいきます。ご注意ください。


1 仕事つきのシェアハウスはどうか

シェアハウスに住んでる人たちで事業をスタートし、安く住めるだけでなく生活の手段も得られる。これは確かにかなり魅力的です。
ただ、ちょっと立ち止まって考えてほしいのがうまくいかなくなった時のことです。クビになったり事業がつぶれたりすると、仕事と家の両方を失う可能性があります。そうなると一気にピンチ。09年ごろの年越し派遣村に来た人の多くは派遣社員として住み込みの寮に入っていた人たちでした。

対策として、事業に参加しなくても住める、家と事業の会計を別にする、などのことは有効かもしれません。


2 義務つきで安く住めるシェアハウスはどうか

この言葉だとちょっと分かりにくいので実例をあげます。例えば、ある人は管理人としてみんなより家賃が安い代わりに家の雑用を担当するみたいなものです。相談機能つきのシェアハウスをやろうと思ったら、相談者や電話番として家に待機してもらう代わりに家賃を下げるとかも考えられそうです。
確かに一見、生活が楽になってよさそうですが、ここでちょっと立ち止まって考えてみる必要があります。それは課された義務と下げられた家賃の額は合っているかです。例えば、週に一日この日は必ず家にいる代わりに家賃が5000円下がることを考えてみてください。これ、生活に困ってなくて、都合がつけばそんなに悪い条件ではないかもしれません。でも、生活に四苦八苦していたら、その数日分バイトしたら余裕で5000円以上になるのでバイト入れたいと思うでしょう。
人を拘束するにはそれに見合ったお金が払わなければいけません。そのバランスが取れてなければ、それは不当な拘束になります。仕事というものが労働基準法によって守られている分、変な義務をつけることは返ってその人の生活を苦しめてしまう可能性があります。いかにこのお金と義務のバランスを取るかが重要になります。
また、その浮かした家賃分を家としてどう補充するのかという点も忘れてはいけません。


3 そもそもシェアハウスは困ってる人に向いてるのか

やっぱり何もないシェアハウスの方がリスクが少なくて安心と思いましたが、そもそも困ってる人にシェアハウスは向いてるのでしょうか?
シェアハウスはけっこう住人の出入りが激しいところです。私のところもそうです。おそらくその中には他の住人や共同生活が合わなくて続かなかったという人もかなりいたのではないかと思います。
これがそんなに困ってない人なら別にいいのですが、生活に困ってる人にとっては今住んでる場所が合わないというのはとても深刻な問題になります。
これはシェアハウスに限らず、ある種の施設などもそうではないでしょうか。生活に困っている状態で自分と合わないかもしれない共同生活をするというのはかなりのリスクになります。


4 結論 じゃぁどうすればいいのか

そっか、やっぱり一人暮らしが一番いいよねと言いたいところですが、そもそも一人暮らしするだけの生活基盤がないから困ってるのであって、これでは本末転倒です。
住む場所をいったん失った上での生活保護申請がかなり有効な一手ですが、一人で申請するのが大変といった課題もあります。詳しい人に一緒についていってもらう必要があります。

で、結論です。
本当に困ってる人にとってシェアハウスは安く住めると同時に共同生活というリスクがあります。安く住めるための工夫はそのメリットともにその分リスクも上がるのです。
ただそれでも、一人暮らしを始められない人にとってはシェアハウスは有効な選択肢であると思います。仕事や義務つきのシェアハウスもそのリスクを考慮しながらやっていくことで様々な可能性があることでしょう。
同時に本当に困った事態になった時には生活保護の申請などのこともしっかり考えていく必要があります。

困ってる人がさらに困った状態にならないように真剣に考えていくことが何より重要でしょう。無責任ではいけません。

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